あの時、青春の情熱をかけて作った歌。
忘れてしまったわけではないが……
あの時の歌があれば一瞬にしてあの頃に戻れる……。

1978年のライブ音源がきっかけでCDをつくることになった
ボーカル&ギターユニット「風神雷神」の一時的復活ストーリー。
当時、アマチュアロックバンドのボーカルであった「修ちゃん」こと岸本修一さんが
書きためた詩を元に、ギターの「トクちゃん」こと久徳康仁さんと
一緒に曲づくりをしたことが「風神雷神」が生まれるきっかけとなる。
ライブハウスやイベントなどに出演の後、
お互いに他のバンドにも関わってたこともあり、いつの間にか冬眠。
ある日、岸本修一さんがその頃のライブ音源を持ってSOCO-COCOへ現れ、
話は1978年当時へタイムスリップ。
そんな雑談の中から「じゃ、その音源でCDをつくろう!」ということになり、
新たに新曲とリメーク曲の録音も加えて、めでたく初リリースとなる。
SOCO-COCOでは、CDの紹介と当時を振り返る「タイムスリップ雑談」の一部を
一週間ごと、計13回に渡って掲載していきます。


2007.1.20 SOCO-COCO事務所にて

2007.6.5-UP
S:当時、聞いてる方としたらな、完コピーに近いバンドの方が多かったやん。
  ある意味な。オリジナルを聞きたいというふうに思わへんたやん。
  そのオリジナルとかいうのも想像もできひんたわけやなぁ。
  やっぱり、何かクリームのこの曲やったら
  完全にそれをコピーしてるバンドがうまいバンドと。
風:そうそう、よう悩んだわ僕自身も。
  例えば、ムネちゃんのギターを使うんやったら、僕いらんやろし。
  究極の形で言うたら、当時、あの人、歌わへんたしあれやけど、
  歌うようにやったら、あの人とドラムとベース、3人でできるもん。
  一番タイトで、一番すっと見られる。
  僕が入ってくると、曲調が変わると、それによって、
  あの人のサウンド自体も変えてこんならんと言うのが、
  たぶんあったと思うで、向こうから言わしたら。
S:どんな歌でも歌えへんことはないわな。そやけど、その技術的になぁ。
風:だから、音域みたいの変えられへんからなぁ、楽器と違って。
  その辺がむつかしい。それより前やったらな。
  パワーの問題があんのよ、音域以外に。
雷:何のパワー?
風:だから、音量やん。
雷:ああ、音量か。それわな、修ちゃんに限らずやなぁ。
風:初期の頃なんかやったら、ボーカルアンプってないやんか。
  普通、楽器が「5」やったとしたら、だいたい倍か、
  3倍ぐらいの容量のアンプやないと対抗できひんもん。
雷:できひんわなぁ、そんなん。
風:バランス的に言うたら。
  ところが、当時としたらボーカルアンプ借りてくれって言うても
  絶対あらへんやん。
  そやから、どっかのクリスマスとかなんかで演奏する時になったら、
  ベースアンプ借りたり、ギターアンプもう1台借りたりして、
  それにマイクつっこんでよ。
雷:ないことはなかったけどなぁ。
  ただ、たまたま貸し出されてたり言うのはあったけどな。
風:数少なかったからな。
  そうするともう、声は歪むし、エコーも何もあったもんやないし。
  ひどい時になったら、ベースアンプに2つチャンネルあったら、
  ベースと両方つっこんでたりして。
  そしたら、どうしても負けるんや、どうしても。そういう葛藤もあったし。
  だから、ず〜うっと普通に歌ってて、バランスが、
  自分の声がこうあって、こういう感じのあれがなかってん。
  カラオケ行くようになって、その時に歌ったら確かにこうなるんやんか。
  自分の声が聞こえるという意味で言うと。
雷:でも、聞こえにくくない? カラオケって? モニターしにくくない?
風:だから、出てくるやん、自分の声がスピーカーから出てくるやん。
  その時に、一応、声と演奏のバランスみたいのが、
  ちゃんとマイクちょっと上げるだけでこれがなるから。
  ところが実際面、僕らがやるときは、
  目一杯上げられへんやん、ハウリングするし。
雷:ボーカルに合わして、あと音量を下げる?
風:でも、下げたら、全体としてパワーが足らんようになるし。
  その辺がむつかしいとこやったんや。せめぎ合いみたいとこあったわ。
雷:当時、そんなこと考えながらやってたんや?
風:うん。そやし、ようレコーディングとかする時に、
  皆桶を先にとってしまうやんか。
  それを一番最初にしたのが「にごはちロック」つくった時、
  先、演奏して、あと歌とリードギターだけ入れて。
雷:ストーンズなんかはそうみたいやね。
風:そら、その時やったら聞きやすいし、はっきり聞こえるわな。
  それ以外の時はもう、ぶっつけ本番から。
  まあ大きい会場でちゃんとしたPA装置使ってやってくれるところでも、
  専属のミキサーがいない限り解らへんもんね。
●風神(修ちゃん)=風
●雷神(トクちゃん)=雷
●SOCO-COCO=S

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